会社員なら税金などの諸手続きは経理が行いますが、独立してフリーランスになると、自分でクライアントに請求書を発行する必要があります。
そのほか、補助金の申請や確定申告の準備などを、本業と並行しながらすべて自分で行うのです。
会社員のような年末調整はないものの確定申告が大変で、疎かにすると税務署からの指摘で、追徴課税が課せられる可能性もあるでしょう。
税理士に頼む人はいいですが、自分で行う場合は経費に計上する領収書はすべて保管し、白色申告か青色申告かを決めて準備しなくてはいけません。
また、会社員のような社会保障は受けられず、保険や積立年金などは自分で探して加入します。
そのため、国民年金だけでは足りないという人や、老後の不安を抱える人は、小規模企業共済という積立金に加入するのもいいでしょう。
そして、フリーランスを続ける際は、開業届を提出して青色申告による特別控除の適用や、補助金・助成金の申請などのメリットを活用するのが得策です。
しかし、青色申告が節税対策になっても経費や売り上げを毎月帳簿付けする必要があるので、帳簿付けが大変だという理由で白色申告を選ぶ人も少なくありません。
近年は、青色申告のためのソフトが出ており、それを利用する人もいます。
自分一人で税金申告するのが不安、売上額や取引数が多すぎる場合は、税理士に依頼するのもいいでしょう。
諸々のお金に関して、さまざまな相談に応じてくれるので安心です。